自分を表現できない私がある言葉で変化が!?

今回、ご紹介する男性は高校時代のトラウマから自分を押し隠していた福祉職の方です。
彼は自分を押し隠す事がキッカケにうつ病と診断されます。しかし、彼はある名言で克服し会社に貢献をするようになります。
彼の心の背景で何があったのでしょうか?後ほど解説します。それでは彼が克服したストーリーを見て行きましょう。
自己表現の仕方が分からなくなった時代
私は新卒で福祉の会社に入社しました。初めは、みんなに合わせようと職場の上司に気を使っていました。
しかし、それが社会に出て当たり前の事だと考えていました。会議の時もなるべく同調し「周りで決めてくれればいいや」と投げやりな気持ちでした。
ある時、「よし、意見をいってみよう」と自分で思い立ち、会議でそこの施設を利用する利用者さんの支援方法について意見してみました。
しかし、結果は「もう少し検討してみよう」の一言でした。そのとき私の中で、高校時代の記憶が甦りました。中学生までは誰の事も気に止めずただ自分が頑張りたい事だけやっていました。
しかし高校時代、そんな事をしていたら、周囲から変わっている子、話が噛み合わなそうとの感情をいだかれ、それが分かると必死に周りに合わせようとしました。
そして、自分を偽った結果なのか、勉強もしなくなり、携帯ばかりいじってSNSでの情報を鵜呑みにしていました。
次第に周りと同じような情報を持ち、同じようなカルチャーで楽しみました。心の中ではやりたい事が出来ない自分にイライラしていました。
しかしそれでしか生きていけないと感じました。
そんな事もあり、「しまった、あの頃に戻ってしまう」っと反省していました。
そんな生活が続き、私は軽いうつ病と診断されました。服薬をもらい、なんとか安定した生活ができている状況でした。もちろん原因は生きづらさだったのではないかと今は思います。
その頃は仕事をこなせない自分にイライラしていたことが理由だと思っていましたが。
土方歳三の名言で私に変化が!?
そんな時、名言に出会いました。土方歳三の「世に行き飽きたものだけ着いてこい」というものです。
その名言を知ってから、私は切迫されていた自分が情けなくなりました。もっと柔軟に、自分の思った事をやってみよう。
「それが業績に繋がらなくても良いんだ」と、今までの考え方を180度変えました。自然と仕事への取り組みかたも、効率の良さも改善されて行きました。
周囲からも顔が優しくなったね、ゆったりして余裕が出てきたねと言われました。
そして、使う言葉も「やってみよう」「とりあえず頑張るか」なんて気楽な言葉さえ出るようになったのです。
過去の辛い経験で得たことは周囲の雰囲気を察する力だと思いますが、これも一つの大事な視点だと今は捉えています。
その力も時々生かしながら、もっと自分のやりたい事が体現出来るような生き方をしていきたいと思っています。
相手に合わせる事は自分を見失う!?
ここからは彼の心の背景を私の見解で分析していきます。
彼もワークを行いましたが、まず一つ目に彼は高校時代のトラウマの関係もあり、相手に合わせる事が大事と考えていました。
彼の話によると「とにかく反対せず、周りに会わせて言われた通りにしよう」っとご自身の内部の会話で話していたそうです。
これは受け身の状態、外的基準型(相手を評価で出来たか分かるパターン)です。そして、うつ病と診断され思います。その後、過去を客観的に振り返るんですね。
彼はそこで今の自分と過去の自分を比較し、気ずきます。自分自身の感覚、内的基準型でないといけないと。彼はこんな事もワークで語っていました「自分の自由な道を自分で進むべきだ」っと。
内的基準型の状態はセルフイメージ(自信)が高い状態です。仕事が順調に進み始めたのも内的基準型が影響しています。
前進する事で彼は救われた!?
もう一つ、彼に影響を与えたパターンがあります。彼が過去に決めた「とにかく反対せず、周りに会わせて言われた通りにしよう!」を決めた時にLABパターンは外的基準型以外にもう一つ変わったパターンがあります。
それは反映分析型です反映分析型は分析する事や待つ事を得意とするパターンです。「言われた通りにしよう」という事は言われるまで待つのです。
彼は語ってくれました。名言と出会うまでは「だるい」「だめだ」「無理だ」のような言葉ばかり使っていたそうです。
彼は元々、反映分析型の逆のパターン、主体行動型です。主体行動型はとにかく行動する事が得意なパターンです。自分自身を偽っていた彼だったので相当、辛い思いをしたと思います。
しかし、名言と出会う事で彼の口癖はこのように変わったと言います。「取り合えずやってみよう」っと。